泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

足りているのか足りてないのか

 このあたりの事業所みんなが行政から急な招集をかけられ、2時間半ほどの説明会。いや説明と言うより「お願い」か。
 自立支援法が猛烈な批判を浴びた結果、慌てて作られた「障害者自立支援対策臨時特例交付金」というのがある。平成18年から3ヵ年で交付されることになっている。それが、このままだと消化されずに余ってしまうから申請してくれ、という話。
 どこもが金がないと言っているのに、補助金のメニューには手を上げられるものがないという滑稽な事態。もう3年目なので、多くの事業所で新法への移行が終わっていたりすることもあるが、この地域の資源状況と照らし合わせると、本当に内容のバランス悪い。いっそ使途なんて決めずに各市町村に渡して、それぞれの自立支援協議会あたりで地域の事情に応じて使い方を決めるぐらいのことをしたほうがずっと効果的だと思う(真っ当な自立支援協議会であることがもちろん前提にはなる)。このやり方では、各事業所(と行政)が「拡大解釈」を狙うのが精一杯。
 幅広い内容なので、子ども関係に限ったら当てはまるのは2つぐらい。ひとつは児童デイサービスをやってないと関係ない。もうひとつがひょっとしたら使えるかも、という程度。国は相変わらず児童デイ以外に冷たい。