泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

びたびた

 運営している乳幼児親子の交流スペースが朝から大騒ぎ。
 場所は福祉センターの一室。まず、漏電の疑いで電力会社から福祉センターに連絡。確認すると部屋の中からは廊下へと水が漏れ出ているとのこと。出勤したスタッフがドアを開けると、大量の水が一気にあふれだす。事務所も交流スペースもすっかり浸水。畳も浸水。事務所のほうは水が数センチの深さでたまっている状態だったらしい。
 原因は水道管の破裂。事務所に隣接した倉庫スペース(うちでは使っていない)から大量の水が噴出して、こんなことになってしまったそうだ。床も畳も乾かしてみないとどうなるかわからないし、電気系統もまだまだ危うい(床に埋め込み式のコンセントはものすごい高熱になっており、開けてみたら湯気があがって、業者さえびびっていた)。復旧のメドが立たないので、しばらくは他の部屋を借りることに。
 公設公営の福祉センターとはいえ、行政関係各課の課長が次々とやってきて、あれこれと復旧を手伝って帰るところが、とても田舎らしい。なぜかみんな少し楽しそうだ。少しなごむ。
 そして、こんな大惨事の中、同じセンター内にありながら被害の無かった社会福祉協議会が他人事のようにふるまっていたため、またうちの法人内で社協の株は下がってしまうのであった。先日、ボランティアコーディネーターがうちに「誰かボランティア紹介して」と電話してきて、自分を不機嫌にさせたばかりなのに。「当事者からボランティアに来てほしいと依頼があった」って、受け入れプログラムも何もない活動に紹介できるはずもないし、だいいちそういうときに当事者に適切な助言をしながら、ボランティアを募集するのが君の仕事なんじゃないのか。社協のボランティアコーディネーターはいったいどういう研修を受けているんだろう。仲介機関の研修カリキュラムは一番体系化されているはずなのに、このざま。