泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 不調。たくさんのことについての見通しのもてなさがボディブローのようにききつつあるように思う。仕事についても人生についても。閉塞している。あれやこれやと打開策を考えても、自分ひとりの努力ではどうにもならないことばかり。無い袖はふれない行政と、思うように増えない支援者。守らなければならない従業員の生活とモチベーション。
 たまの休日も体を休めるだけで終わり、頭の中は仕事のことでもやもやとしたまま。絶望的に進まない研究。積み上げられていくだけの本と論文コピー。
 閉店間際のスーパーかコンビニで出来合いのものを買ってくるだけの食事。安定しない体調。とれない疲れ。
 薄らいでいく友人関係。子どもの写真が増えた年賀状。
 実家の父親は定年を迎えた。夫婦仲はひどく悪い。理数系科目が全くできない自分を決して責めず、離れた地の私大に通わせてくれた両親には何も返せていない。
 すべて自分で打開していくしかないのはわかっている。しかし、その心が完全に折れたときに、人はどうなるのだろう。