泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

高学歴ワーキングプア

 朝からの講演を終えて、帰り道に書店に寄ったところ、とても身につまされるようなタイトルが目に飛び込んできた。

高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

 長らくまともに読書できていないのに、ひさしぶりに読んだ本がこんな本とは。帰りの電車内でほとんど読めてしまった。
 ドクター院生は読まない方がよくて、マスター院生や学部学生は読んだ方がいい。そんな本。福祉系の院生はまだ恵まれているはずだけれど、いずれ教員ポストも飽和状態になるだろう。同期の院生で博士号とりながら、職が見つかれない者は、実際にいる。