泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 夏休みも2週間ほど経った。精神的には少し上向き。肉体的にはきつい日々が続いている。まわりの若さについていけない。
 お盆に数日間、休みがとれそうなことが唯一の救い(帰省させようと配慮してくれた、まわりのスタッフに感謝)。そのかわり、他はたぶん休みなし。同僚はみんな自分以上に働いている。制度外で運営するサマースクールも、この夏はのべ1000時間以上のケア。忙しさのわりに事業所の経営は潤わない。それでも、これをやるために立ち上げたような法人だし、やりがいは今も消えることない。学生の成長ぶりもたくさん見られる。
 参加する子どもが20人を超える日も増えてきた。学生も数十名。とにかく人が多い。サマースクールの運営に悩む地域が多い中、よくやっていると思う。同じ養護学校(特別支援学校)の学校区内で、親組織による運営が苦しくなり、そのままやめてしまった事例も聞いた。このあたりの養護学校10校ぐらいの先生が集まる場で先日話をしたけれど、こんなやり方ができているところは他に無いようだ。どこも親組織主体の運営から抜けだせていない。そして、疲弊していく。
 原点に帰ると、自分たちのやってきたことの意義が再確認できる、のかもしれない。