泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

院ゼミ

 朝からバス停送り。その後、子育て支援サークルのお手伝いで保育士の真似事。乳幼児とたわむれる。
 役場に行ったところ、2月と4月にまた子どもの転入があるらしい。この数年の間とにかく多い。福祉サービスの水準で選んだのかどうかははっきりしないが、明確にその場合もある。あるいは「どうせ家を買うなら」とか。すでにサービス支給決定の手続きも進んでいるらしい。またヘルパーを養成しなければ。そろそろ4月からの学生の勧誘のことも頭の中をちらついている。
 夜は院ゼミ。やっと発表終了。先月末からずいぶん追い込まれていた。すごい脱力感。
 社会福祉の大学院ゼミで「社会福祉研究は実学って言うけれど、査読を経た論文が個別具体的な実践のために活かされたような例ってあるんですかね」「科学的かどうかって、社会福祉の現場にとってはどうでもいいことなんじゃないですかね」「実学って言ったって、研究者って自分のやりたい研究をやるだけで、別に現場からの要望に応えて研究しませんよね」「研究者として実績を上げなければいけないから書かれている論文ばっかりですよね」「政策も科学的な審査なんか経ていない研究に基づいて決まってますよね」という挑発的な主張を、科学社会学などの知見を交えて論じるというタチの悪いことを(自省の意味も込めて)やってきたのだけれど、思ったより反論もなかった。原稿用紙30枚分ぐらいあるが、これはたぶんどこにも発表できない。査読者を怒らせるだけで終わるに決まっている。とりわけこの業界では。
 学内紀要に論文を出すように頼まれたので、手持ちのストックから月末までに1本まとめる予定。