泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[近況]院ゼミ

 冬休みにすっかり調子を崩してしまった利用児童と人(スタッフ)探しに気を揉む日々が続く中(2人ほど人は見つかったのだが、どちらもあまりシフトには入れそうにはなく、焼け石に水)、ひさしぶりの院ゼミ。博士課程に同時期に入った院生の博論概要発表を聞く。さすがだ。他の院生とはレベルが違う。あまり言うことがない。余談だが、認知症という用語を今でも医者は採用していないということを恥ずかしながらはじめて知った。考えてみれば、たしかに変だ「認知症」。だからと言って「痴呆」で胸を張って押し通すのもどうかと思うが。
 ゼミ後、教授から大学助手の求人が入ってくるが、断る。毎年、年度末にありがたい話をいただいているのに、なんだか申し訳ない。世の中には研究職のポストが見つからない院生がたくさんいるというのに。法人の運営のためには、少しでよいので他からの稼ぎを確保して、自分の給与を抑えたい。もう少し仕事との折り合いがつけられる内容だとよいのだが、そんな都合のいい話はなかなかない。来年度も夕方はケアのために時間を空けておきたいし、はぁ。
 来週は自分のゼミ発表。過去最悪の進行ペース。発表資料はレジュメではなく論文原稿で出すというゼミのため、連日深夜の原稿執筆。このままだと中途半端で終わりそうだが、D4として恥ずかしいものは出せない。向こう一週間は正念場。現代思想12月号の岡部論文について少し書きたいことがあるけれど、今は余裕なし。