泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[近況]ボランティアコーディネーション研修

 なんだか全然落ち着かない日々。どんどん忙しくなる。今週末から来週にかけてもバタバタしそう。人探しをいよいよはじめないと、来年度に向けて苦しくなりそうな感じ。ピンチヒッター的な支援者が2人ぐらいほしい。そんな都合のいい人はなかなか見つからないが。
 今夜は、学生スタッフの一部にボランティアコーディネーション研修。レジュメを作りながら、もともとこれが自分の専門だったことを思い返し、少し懐かしい。その昔に発表した論文を改めて読んで、若気の至りを痛感したりもした。社会学を引用しまくった難解な論文。その結果、査読者には理解できず、社会学の某そこそこ著名な教授のところに原稿がまわされていたという裏話を、つい先日聞いた。査読コメント中に吉田民人の理論のことなど書いてあったので、社会福祉研究者によるコメントとしては珍しいと思っていたが、それで納得できた。専門のよくわからないような論文を書くと、そんなこともある。
 それにしても、学生に向けてこんなマニアックな話をできるようになったのは、大きな進歩。みんな若い世代を育てなければいけないと考えているからこそ、聞く気持ちになれる話だろうし。コーディネーションと言いながらも、ボランティアに対するサポートに話が集中しがちなのが、中途半端に制度化が進んだ分野の難しいところ。
 大学3回生の就職活動も本格化しつつあるし、ガイドヘルパーの研修もやらなければ・・・。動けるヘルパーが一気に減ってしまう。どう考えても就活、早期化しすぎ。そして、うまくいかない学生は1年以上ずっと就職活動。なんだかもったいない。