泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

私のしごと館を憂う

 たまには、障害者支援とは離れた話も。
超リアルなお仕事体験パーク「キッザニア」を見てきました(Yahoo)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000040-zdn_n-sci
キッザニア
http://www.kidzania.jp/index.html

お仕事体験タウン「キッザニア」って何!?
http://allabout.co.jp/travel/familytravel/closeup/CU20060210A/

 こうした体験型テーマパークが現実の職業選択に役立つかどうか、ということについて何か言いたいわけではなくて、ここを思い出した。批判の絶えないこの施設。行ったこともある。
私のしごと館
http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/
 Wikipediaには、この施設の問題点はもちろんのこと、既にキッザニアのことについても触れられている。
私のしごと館Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%94%E3%81%A8%E9%A4%A8

私のしごと館には、建設費に581億円と毎年に約20億円の維持費や人件費がかかり、その赤字が雇用保険料でまかなわれていることから批判を浴びている。

 聞くところによると、私のしごと館の常勤職員27人の人件費が2億5000万円で、平均年収915万円なのだそうだ。一方、年間の売り上げは1億1千万。キッザニアとコンセプトは同じでないし、ターゲットにしている層も少し違うだろう。しかし実際のところ、ここも修学旅行生の利用が圧倒的なのだ。結果的に民間企業のやることと同じような機能を果たすだけならば「民間にできることは民間に」ということになる。いや同じような機能といっても、きっとリピーターはキッザニアのほうが多くなるだろうし、子どもにとっての娯楽性というか面白さもあるのだろう。やっぱり絶望的だ、しごと館。