泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

決着?

 昨日書いたように、午後から行政協議会。
 予定ならば、今ごろはすべてがはっきりして、どんな結果であれすっきりと次のステップへと向かえていたはずだった。
 ところが、出てきた内容が評価に苦しむものだった。詳細はここでは書きづらいが、移動支援について身体介護を伴う/伴わないの2段階設定を残し、報酬単価は昨年度単価に準じていた。しかし、身体介護を伴う/伴わないの判断基準が非常に奇妙なもので、移動支援事業所は困惑。国の行動援護サービスがあるために、行動障害がある人はそちらに移るだろうという単純な発想から至った結論のようだ。
 説明は終始、うちと関わりの無い自治体の担当者が行なっていたので、地元自治体は自治体間の足並みあわせの中で押し切られたのだろう。改めてその場で事業所の実態や自治体間格差を説明。理解はしてもらえたようで、悩む説明担当者。しばらくやりとりしていると、地元自治体担当者が「今後の運用レベルで調整をしていきましょう」的なことを言うので、おそらくこれは「現行と同様の支給内容にできるようにうちの自治体ではうまくやる」という意味だろうと好意的に解釈して話を終えた。あまり細かいところまで追求して答を引き出してしまうと、後々になってかえってやりにくくなることも多い。週明けに担当者にあれこれ確認しないと安心できないが、たとえ悪いほうに展開しても30%とか40%の減収は免れられるはず。即座につぶれるようなことはなかろう。
 一方で、ヘルパーの資格要件については、いまだ決まっていないらしく「当面はガイドヘルパーの有資格者かヘルパー2級以上」。ガイドヘルパーの養成研修は廃止になるのに、どうするつもりかと聞くと、何か独自に考えるつもりらしい。地元自治体に自分が2ヶ月ぐらい前に提案したことが今ごろ出てきた。どう考えても、今月中にそれが決まるはずはないので、きっとこのままスタート。あとは10月以降に決まっていく(ちなみにグループ型の移動支援などについては全く何の提示もなし)。支給決定も間に合わないんじゃないだろうか。サービス提供のあとに支給決定して遡及するというパターンになりそう。この半年以上の間、ガイドヘルパー研修が全く実施されていないため、そろそろ新規の学生ヘルパーを養成しなければやっていけないのだが、調整担当者がまたしばらく苦しめられそうで、今後のポイントのひとつになるだろう。協議会終了後すぐに説明担当者がやってきて「どんな形がいいか相談させてほしい」とも言われたので、カリキュラムの提案などする羽目になるかもしれない。まあ、それは喜んでするけれど。それにしても、すっきりしない。ああ、もやもやもや。
 日中一時支援はおおむね予想どおりの金額。最低賃金をぎりぎり超える程度。これでも現行の日帰り短期入所よりはましなのである。しかし、日帰り短期入所事業所からは非難ごうごう。マンツーマンでケアをしている利用者が多いのに、やっていけないではないかと。全く正論ではある。しかし、厳しい言い方になるが自分としては「何を今さら」。運営の実態についてデータを示すことはこれまでにいくらでもできたはず。にもかかわらず何もしてこなかったのである。これで最終的に出されてきた数字にあれこれ言うのは虫が良すぎる、と言っては少し言い過ぎか。
 今日は某社会福祉法人の偉い人が出てきたおかげで、真摯に耳を傾けてもらえた部分もあったように思う。自分としてはもっともっとこの地域で発言力を増していかなければ、と実感。地元自治体以外にも影響力を強められるように他の事業所にもデータをきちんとまとめる力をつけていってもらう必要性もよくわかった。近いうちにこの2ヶ月ほどの間の運動の総括もしておいたほうがよいだろう。今後もまた同じような課題にぶちあたるに決まっている。