泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[近況]他法人を巻き込む

 昨日は結局、明け方まで眠れず。今日は朝から夕方まで学童保育。同じ場所で8時間はやはり長い。
 先ほど昨日の日記を見たくれた某法人施設長から電話。内容を心配してくれたようだ(ありがとうございます、Gさん)。この某法人は昨日の会合に出席した団体のひとつでもある。施設長は地域生活支援事業の今後を直接検討する立場にはないのだけれど、同じ法人職員として動向を気にして連絡をくれた。
 施設部門が運営で苦しんでいる中、居宅部門はしっかりと収益にこだわらなければいけないはずなのだが、どうも考える余裕がないようだ。しかし、この法人にとっても地域生活支援事業は重要である。とりわけ移動支援と日中一時支援。「日中一時支援」は先月26日課長会議資料で出てきた、従来の日帰りショートステイの代替案で、障害児タイムケア事業を成人まで拡大したという説明になっている。このあたりでは日帰りショートステイの利用がとても活発なので、この事業にはこだわる必要がある。
 某掲示板で確認したところ、既存のタイムケア事業の要綱は9月末で終了するということのようなので、日中一時支援も自治体の意向に大きく左右されるはず。補助額も移動支援よりも制度としてはシンプルな設計が可能なはずで、自治体の方針に影響を与えられる可能性は十分にある。従来のタイムケア事業は田舎では実施困難な制度になっていたが、日中一時支援は違う。やりようによってはショートステイよりも安定した運営ができる。従来のタイムケアD型補助額+利用者負担程度が利用件数に関わらずに入ってくるなら、日帰りショートステイよりもいい。時間単価を設定するならば、その金額次第ということにもできる。
 …というような話をその施設長にしていた。その法人にとって、日帰りショートステイは今、大赤字事業である。今後、地元自治体のみならず、他の自治体をも動かしていく必要があるうちとしては、他の自治体とも関与の深い法人を制度提言に巻き込んでいかなければいけない。そのための第一歩である。週明けに居宅支援部長に話をしてくれるというので、そこから次の手を探る。自分が他法人の運営事情まで考慮して主導せねばならないことに、このあたりの事業所間ネットワークの弱さを感じる。
 明日は早朝から高校生ボランティアに活動オリエンテーション。その後、一日ガイドヘルプ。夜は夏休みの活動の子どもとボランティアのマッチング作業。この夏の学生ボランティアはのべ230人ほど。とてつもない規模になりつつある。集団としての凝集性やモチベーションが落ちていかないように、向こう2ヶ月で学生組織再編を進める予定だが、はたしてどうなるか。