泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[近況]怒涛の4月

 ひどく忙しい。一食目が夜8時過ぎというのはさすがにつらい。朝食をとらない自分が悪いんだけれど。
 新制度での請求事務と学童のごたごたと新事業の準備とがいっぺんにやってきて、自分のキャパシティを超えている。請求事務はまだ何も具体的な準備ができていない。昨日、都道府県からようやく請求の様式が送られてきたが、実績記録はそれほど手こずらずに作れるだろう。月曜にあった請求事務研修では上限管理のあまりの複雑さと淡々と進められる説明に思わずうとうとしてしまったものの、グループホームや通所施設ほどの大変さはない。しかし、WAM-NETに掲載されているサービスコードには金額が入っていないので、それでどうしたものか悩んでいる。こちらで全部のコードを金額に置き換えろということ? こんな状況で、どこの事業所も大丈夫なのだろうか。
 そんな最中、介護保険でサービスが減った利用者がうちのサービスを使えないかと相談支援の事業者に相談。うちの特定のヘルパーのことをよく知っており、彼女に来てもらいたいがゆえに、という話。詳しく聞けば、年齢的にも内容的にも100%高齢者介護。
 ここに来て、自分たちは何をミッションとして、何を強みとしてやっていくべきか、ということを問い直される機会が増えていて、ちょっとしたターニングポイントに来たと思う。経営はどんどん苦しくなっているるが、やみくもに多角化するのではなく、基本的に「知的障害」「子ども」分野で力をつけていこうということを改めて他職員と確認したところ。零細法人が少ない職員数であれもこれも専門性を身につけてやっていくのは本当に難しい。
 夜にはインターン生の受け入れについて協議。希望者は、就学前の子どもの父親で、社会人学生でもある。地域で学びたい、地域で就学前の子どもに対する支援ネットワークを作りたい、という気持ちの強さには心打たれるものがあったけれど、今の状況では十分な受け入れ体制も整えられないし、うちのサービスを使っている子どもの父親がうちでインターンというのは無理だ。しかし、このあたりの親の会は母親の力が強すぎて、父親の存在感ゼロ。貴重な人材として大事にしていかなければいけない。他団体でのインターンを調整した上で、これからいろいろな話をさせてもらう予定。
 あさってまでに院の研究計画を書かなければいけないのだが・・・、どこにそんな時間があるのか。