泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[日誌]

 スプリングスクール初日。養護学校を借りて、1日活動。
 今春卒業の高等部3年生の様子がみんなそれぞれおかしい。やけに盛り上がって興奮しているか、やけに調子が悪いかの両極端。卒業式というただならぬイベントを終え、何か生活が大きく変わろうとしているのだということが、みんな漠然とわかっていたり、わかっていなかったりしている。春休みには3月11日から突入しており、やけに長い。心理的に不安定になるのもすごくわかる。
 その後、急な面接2件。行政がやったヘルパー2級研修の修了者から「ヘルパー登録したい」と続けざまに連絡があった。2人とも希望する内容や時間帯がどうも折り合わない。しかし、ヘルパーでなくても何かできることがあれば手伝いたいとまで言ってくれているし、このまま関係が切れてしまうのは惜しい。連絡先だけ聞いて、今後待ち受けているであろう様々なニーズに備えることにする。
 実際に雇ってみなければわからないが、概して「働いてしっかり稼ぎたい」というヘルパー資格取得者よりも、「何かのお役に立ちたい」ぐらいの人のほうが、きちんと仕事をしてくれそうに見えるのは気のせいだろうか。バイアスをかけてしまっているのかもしれない。それでも切羽詰っていない、がつがつしていない、というのは、この仕事において重要なことであるようにも思うのだ。もちろんその「がつがつっぷり」が実際の支援内容に現れてこないならば、よいのだけれど。
 明日は早朝加算と夜間加算が両方ついてしまう可能性のある超長時間ガイド。たぶん帰ってきたら、ふらふらである。