泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[読書]

 ようやく読了。読み始めたのがいつかさえ思い出せない。

 つまり、ルーマンは、人間学の主要モチーフが(宗教的-道徳的に理想化されたある望ましい状態からの)堕落・退廃として人間を描くこと、いいかえれば、本来あるべき状態・持つべき性質を喪失した(欠如した)ものとしてスティグマ化する人間規定から、人間の本質的な未規定性に規定性を与えることへと移っていることに着目しており、人間についてのそうした思想的変化が宗教的シンボルによって統合された世界から機能的に分化した社会へ新たに人間を包摂し(種々の情念を肯定し、コミュニケーション・メディアがそれに基づく社会関係を整除する)、諸機能システムが独自の人間規定を構築してゆく事態と関連を有していると考えている。(83ページ)