泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[日誌]

 寒空の下でのガイドヘルプ。雪はちらつき、水は凍っている。利用者よりずいぶん厚着なのに、たまらなく寒い。
 ガイドヘルプ中、地域住民からクレーム。利用者の様子にわが子の身の危険を感じた母親が、自分に声をかけてきた。当の子どもは平気な顔をしているし、いろいろと反論したいが、その場の状況では火に油をそそぐことになると判断。平謝りして終わる。終了後、利用者家族から正しい判断だったろうと言ってもらえたが、すっきりはしない。
 何かトラブルが起こってからあれこれ説明しようとしても反発を強めるだけで上手くいかない。しかし、トラブルが起こる前に一般住民に説明する機会はほとんどない。子どもなら、学校教育を中心にさまざまな接点を作ることは可能だろう。ところが、大人はそうもいかない。「安全」「安心」に執着を強めていく住民意識が垣間見えた一日。
 帰宅して、ひとり鍋。ブレーカーが落ちる。