泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

第三の道?

 NPO学会のニュースレターが届く。巻頭言で後房雄氏(名古屋大学大学院教授)いわく、

 初期の80年代はいわば「粗野な新自由主義」の時代で、社会問題への対処を犠牲にしてでも政府・行政の縮小が優先された。しかし、その後、社会問題に取り組む手法を変えることで相対的に「小さな政府」をめざす「成熟した新自由主義」が「第三の道」として登場した。(中略)私は、新自由主義は私たちが共有する時代の課題であって、選択肢はその共通の土俵のなかで設定されるしかないと考えるが、日本のNPOセクターは依然として「大きな政府」の残像を引きずり、新自由主義へのスタンスが定まっていないようだ。

 「成熟した新自由主義」って、何だ。