泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[読書]2冊読了

文系のための数学教室 (講談社現代新書)

文系のための数学教室 (講談社現代新書)

 微積分以降の話はわかりやすかったが、読んで得たものはということになると、自分にはいまひとつ。『確率的発想法』のほうがよかった。
マルクスだったらこう考える (光文社新書)

マルクスだったらこう考える (光文社新書)

 これは面白い。現代思想と関連づけて書いてくれているし、何より主張が明確(しばしばマルクスの主張なのか、著者の主張なのかわからなくなるが)。「賃金の上昇は『ほどほど』がいい」「賃金はみんなのものである」「すべての地域の『他者』よ、団結せよ!」など、賛同できるかどうかはひとまずおくとして、社会運動の目的や方法について考えさせられる内容が山盛り。