泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

お笑い民主党

民主党マニフェストがとえださんにイヤミを言われている。
http://hiromoto.seesaa.net/article/6041122.html

わははは!わははは!(^0^)大笑い!

障害保健福祉は、やっぱり介護保険活用ですわ。

民主党を担いで、障害者自立支援法案の審議を引き延ばし、廃案に追い込んだ勢力が一番恐れていたことは、障害者自立支援法案の延長線上にある介護保険障害福祉が入れられ、自分達の既得利権がはがれるということだったのではないでしょうか?

だとしたら、皮肉過ぎて、笑えて仕方ありません。わはは。(^0^)

「(2)障がい者福祉政策を改革します」で書いてあることって、これって、障害者自立支援法案そのものじゃないですか?だったら何で反対したんですか?

きっと、公費負担とか、移動支援の問題とか、所得保障の問題と言った、今回の国会で問題になった部分は修正するのでしょうが、基本的には2009年と言っている介護保険の活用までの期間は、障害者自立支援法案の若干修正版で行くんですな、民主党が政権取っても。

だとした時に。1割負担を国会で批判した付けを、政権党になったら、たっぷり払うことになることは、覚悟下さいよ。民主党の厚生労働関係議員の皆さん。

お年寄りは、本当に死ぬ思いで介護保険の1割負担を払っています。介護保険活用の時に、障害者だけ、負担しないなんて、国民は納得しないでしょう。下手すれば、お年寄りの1割負担そのものも、減免しないといけないかも知れません。

政治家たるもの人気取りで政治理念を曲げると、必ず自己矛盾を起こすものです。

介護保険のエイジレス・ユニバーサル化を推し進めると言いながら、障害者自立支援法案の1割負担を人気取りで批判した民主党議員の政権取得後のねじれ具合が見たいという意味では、民主党が勝ったら勝ったで、楽しみができて、よかったです。わはは。(^0^)

 とえださんは地域生活支援において大変な成果をあげてきたすごい人だけれど、なんだかこういう感情的な書き方をされてしまうと少し残念である。まあ、それはともかくとして、以前から民主党介護保険活用に反対ということではなかったと思う。支援費初年度のことだったか、民主党の厚生労働関係議員と話したとき、すでに介護保険と統合したいと言っていたのをよく覚えている。
 たしかにねじれていると思うが、自立支援法の審議にあたって、民主党のところにはさまざまな当事者団体がその負担の大きさを訴えに行っていたのだろう。それを野党として受け止めたのは自然なことではないだろうか。そこで「高齢者も負担しているのだから、仕方ないだろう」と野党が当事者に言いはなったら、野党が野党である理由はどこにあろう。反対のための反対に意味はないが、支持者がいる反対を無意味とは思わない。
 ある層の高齢者が過酷な1割負担をしているのはよくわかるけれど、「障害者だけ負担しないなんて、国民は納得しない」というのはよくわからない。ここでいう「国民」が誰のことかがそもそもわからない。多くの政策は大部分の国民の納得とは無関係に立案され、実施されている。大部分の国民は「社会保障全体の整合性」なんて、何もわかっていない。これまで高齢者福祉と障害者福祉の関係にも「整合性」はなかったわけだが、整合性がないからおかしいと国民からクレームがついているという話は聞いたことがない。国民の納得が大事というなら、介護保険統合に伴うであろう保険料徴収年齢の引き下げに多くの国民は納得しないだろう。負担が増えるのは誰だってごめんである。
 障害者にも1割負担させないと「高齢者」が納得しないということだろうか。しかし、高齢者が過酷な負担を強いられているとわかっていて、「お前たちも同じように過酷な負担をすべきだ」と言われて、当事者は納得できるだろうか。もし当事者の要望が横暴であると主張するならば、当事者から出された具体的な生活のシミュレーションの欠点だか矛盾だか誤りだかを示さなければいけない。「実際のところ、そんなに経済的に苦しくないはずだ」と。ところが、それを丁寧にやってみた人も見たことがない。ここでポイントとなるのは、とえださんの表現を使えば「自分たちの既得利権」ということだろうが、それがどんなものか誰もはっきり言わない。これにはフラストレーションがたまる。
 「ユニバーサル」は最近流行りだけれど、少しひっかかるところもあり、頭の中を整理中。