泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

「不透明」

 今日来たメール。

 郵政関連法案の参議院での採決が、5日に行われるのではないかとの憶測が強まってきました。
 5日に採決が行われ、否決、解散ということになるとすると、4日の参議院厚生労働委員会で野党反対のまま、強行採決するか、継続審議ということにしないと、障害者自立支援法は廃案になります。
 廃案後の想定はまったく厚生労働省内にないということで、その後はどうなるのか、不透明です。

 5日以外の日にちも報道されているけれど、いずれにせよ真っ当に審議を終えての法案成立はなくなる可能性が強まってきた。廃案になったら、反対していた人々はきっと喜ぶのだろうが、本当に喜んでよかったのかはきっと中長期的にしかわからない。障害者運動は何を目的に据え、その実現に向けていかなる手段を選択すべきか。運動は法や政治といかに関係すべきか。法案についてどんな結果が出たにせよ、たくさんの教訓が残されるに違いない。もっとも、運動の成果として廃案になったとは言いがたいが。