泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

はじめの一歩

 これまでサービス利用がなかったが、夏休みから関わることになる子ども・家族と連日のように接触している。もっと早めから動いておけばよかったと反省していると、さらに2学期から養護学校に転入してくる子どもがいるらしいとの情報。年度途中は珍しいので驚きつつも、なかなか大変な状況らしく、夏休みからかなりの支援が必要になりそう。今のところ、こちらからは連絡のとりようがないため、向こうからの連絡を待つしかない。
 こういうときに、すぐに連絡をくれる家族とそうでない家族がある。教育委員会養護学校など、既に接触している関係機関が連絡を促しても、なかなかはじめの一歩が踏み出せないことが多く、もどかしい。教育機関がインフォーマルなものまで含めて福祉資源を紹介できるというのは、なかなか見識があると思うのだけれど(たまに情報が間違っていたりもするけれど)、それでも利用者側にとって見れば、見ず知らずの団体に連絡するのは勇気がいるものだろう。親の会組織等と関係がないと、親どうしでの情報交換もないから、サービスを使う側からの情報も届かない。今回の場合は、福祉課で冷たくあしらわれたという情報もあり、福祉一般に対する不信感を抱かれていないことを祈るばかり。
 明日で1学期は終わり。早かった。