泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

規範

 少し暑さにやられたのか、体調いまひとつすぐれず。早めに帰宅。
 ガイドヘルプ後、今日は高校生7名をまとめて面接。あれこれ話を聞いていくと、やはり「障害をもつ子どもの活動」というよりも、「ボランティア」に興味があるらしいということがわかる。これは毎年恒例。
 少なくとも震災以降あたりから日本のボランティア観は全体として「自己実現志向」へとシフトしている、というのがボランティア業界における一般的な理解であると思うのだけれど、個別に見ていくと全然そんなことないので、ときに戸惑う。もちろん本人による動機の説明を言われるがままに受け止めるべきではないだろうけれど、利己的な動機を話すことがためらわれているのだとすれば、そこには「利他的であるべき」という規範がまだあるのだろう。
 明日も朝から面接。そしてガイド。事務作業がたまっていく。