泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

流会

 今日の厚生労働委員会は流会。金曜日に仕切りなおしの模様。
 かなりややこしい政治的情勢になっているらしい。入ってきた情報を参照すると、都議会選挙が近い一方で、各党とも障害団体の激しい反対があることを感じているため、「無理に審議したくないという腰の引けた状況」なのだそうだ。
 与党は、利用者負担の問題等に修正が必要とは考えながらも、支援費制度をこのまま放置するわけにもいかないため、何とか障害者自立支援法を成立させたい意向。野党の民主党は、廃案にして審議を深めるべきだと強く主張する議員と、廃案にすれば、今年度の居宅関係予算の伸びに対してさえ、その予算措置をすることができないとする議員との間で、まっぷたつ。与党の提出するものにはとにかく反対というムードもあるらしい。
 さらには、民主党議員が国会論戦でかなりパフォーマンスを展開したので、これで大幅な修正を加えて障害者自立支援法が成立すると、「民主党の手柄になってしまうので嫌だ」というような考えまで出ているらしい。どこまでも複雑怪奇な政治的情勢。ありとあらゆる要因に政策実現が左右される。理想の社会福祉政策を純粋に提起している研究者などは、こんな状況でモチベーションあがるのだろうか。