泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

読書中

社会変動の中の福祉国家―家族の失敗と国家の新しい機能 (中公新書)作者: 富永健一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/08メディア: 新書購入: 4人 クリック: 76回この商品を含むブログ (24件) を見る ずいぶん前に購入して、少しだけ読んでほったらか…

論集

大学院の論集が数日前に届いた。査読もない論集なので仕方ないのかもしれないが、中身を見て少し失望。 社会福祉系の論文一般に言えることだけれど、多くの院生が著名*1な研究者が用いた理論や概念に振り回されている。先行研究のレビューが重要なのは言うま…

知的障害者研究についてのメモ

専門誌をたくさん読めているわけでもないので、あまり偉そうに言える立場でもないのだが、知的障害者についての研究者は、その多くが良くも悪くも「社会福祉学者」「社会福祉研究者」などと呼ばれる人たちの中におさまっている。 これが身体障害者分野となる…

論文も1本だけ読了

中河伸俊「構築主義とエンピリカル・リサーチャビリティ」『社会学評論』55(3) 構築主義的なアプローチの全体像を把握するのに、導きの糸になる。今になって思えば、自分が修士論文でやりたかったことは、ある活動の中で「ボランティア」にまつわる言説が…

読了

自由という服従 (光文社新書)作者: 数土直紀出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/01/14メディア: 新書購入: 2人 クリック: 96回この商品を含むブログ (38件) を見る あんまり時間もないので、かなり自分にしては速く読み終えた。読みやすい本であるのは間違…

資格の機能?

立岩さんのサイトより、 http://www.arsvi.com/0w/ts01/1998r04.htm http://www.arsvi.com/0w/ts02/2002020.htm 第一に、資格は供給されるサービスの品質管理のために必要なだけである。消費者が自分自身でその質を確かめ選ぶことができるのであれば、わざわ…