泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「障がい者」表記は人々のイメージを変えうるのか、という研究

さて、千葉市長の発言が話題になっているようだ。 千葉市長が「障害者」にこだわる理由 「障がい」「障碍」論争に一石 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150525-00000002-withnews-soci もう、このテーマは障害者支援業界では何度となく繰り返し議論され…

学ばせたいのは「役に立つこと」か「ただわかること」か「わかる喜び」かそれとも

中学校の学校開放があるというので、支援学級を見に行ってみる。 50分にわたって、一問も解けないプリントを前に放っておかれる生徒。教員は板書した問題を他の生徒が解くのにずっと付き合い続けている。途中で近づいてきて1分くらいだけ指導するが、やはり…

追いつかない多様化

就学前の療育をはじめて最初の就学先の選択にいくらか関わるようになり、もう5年ほどが経つ。中学をどうするか、という悩みにも付き合っていくことになるのは必然だ。そして、中学の選択は、もっと先から逆算されたりするから、高校選択とも深く結びつく。 …

人といっしょに楽しめる遊びを探す

知的・発達障害のあるお子さんに「カタン」で療育したケース http://togetter.com/li/815740 自閉症のあるお子さんの集団参加を促すアナログゲーム http://togetter.com/li/817247 うちの法人は知的障害の重い子どもたちの支援からはじまり、近年は知的障害…

給与規程の改定案を作りながら思う

職員の暮らしを考えながら作っていくと、社会保障的な発想に近づく。年功序列でも、業績評価でもなく、世帯の状況に合わせた給与を払いたくなる。 すると、基本給が控えめになり、手当が増えていく。ふだん嫌っている加算ばかりの請求を思い出し、複雑なもの…

世間とは逆

3日間で4万歩。休みなしのゴールデンウィークは体力との戦い。 そこに報酬改定後はじめての請求事務が加わる。利用者負担の受領額を上限内に調整するためのファックスが他事業所から送られてくる。放課後等デイ事業所も担当者は出勤しているのだろう。うちは…