泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

[日誌]

まだまだ続く、人探し。心当たりがあると言ってくれていた人から連絡。ダメだった。気が重い。その他、ガイドヘルプ、支援費請求準備など。明日は朝が早いので、今日はこれだけ。 grouchさん、トラックバックによる情報提供、ありがとうございました。子育て…

[読書]備忘メモ

水上英徳(2004)「再分配をめぐる闘争と承認をめぐる闘争 −フレイザー/ホネット論争の問題提起−」『社会学研究』第76号、29-54。 フレイザーによれば、再分配と承認の二者択一図式は否定されねばならない。 (中略) 政治理論の領域でフレイザーが追求して…

[日誌]雑感

いい人を見つけてくるということは、ある程度までの努力をしたら、あとは他力本願でしかないのだと思う。キャッチセールスみたいに声をかけるわけにもいかないし、信頼のおける人に「誰かいい人がいたら紹介してください」と連絡してまわる。たいてい「いい…

デザインをもとに戻してみた

[日誌]

ガイドヘルプが雨天キャンセル。地元で少し顔の広そうな人と会いに行き、支援者集めの営業。向こう1ヶ月でどうしてもアルバイトをひとり見つけなければいけないことが確定したため。しかし、中途半端な労働条件で集めるのは至難の業。今日おねがいしに行った…

[読書]積読本を片づける

市民の政治学―討議デモクラシーとは何か (岩波新書)作者: 篠原一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/01/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 53回この商品を含むブログ (58件) を見る 読了。大御所の手による、とてもわかりやすい入門書。後期近代の特…

[日誌]我慢の一日

昨日のヘルパー2級実習と今日の自分のガイドヘルプを比較して、この仕事に求められる忍耐力は世間に誇ってよいだろうと改めて実感。

[社会福祉]質問

児童福祉分野の若手研究者として最も広範かつ深い知識を持つと自分が信じている友人grouchさん(http://d.hatena.ne.jp/grouch_k/)へ、この場を借りて質問です(電話してもいいんだけど、どうもスキー旅行の準備中っぽいし、お返事を社会的に共有すると有意…

[日誌]

ヘルパー2級研修の同行訪問終了。あとはレポート書いて、出せば、資格取得。 ケアプランの強い拘束力と支援内容の密度の濃さを感じた。これらの点では自分の普段やっている移動介護のような支援とは性質がずいぶん異なる。身体介護はもちろん、生活援助でも1…

[社会福祉]返事を読んで思う

上のように質問したところ、さっそく下にコメントもらえた。grouchさんに感謝。 保護者の就労や社会参加の重要性はよく理解する一方で、非常に狭い面積のところに子どもたちが密集し、ときにはかなりの長時間を過ごすことになり、保護者からは更なる時間延長…

[ニュース]障害者自立支援法新単価案

珍しく午前中に更新するのは、新報酬単価(案)が厚生労働省から出てきたため。 きょうされんのホームページより。 http://www.kyosaren.or.jp/news/2006/0222_2.htm 今からヘルパー2級研修の同行訪問実習に行かなきゃいけないので読むヒマはほとんどなし。…

[日誌]

ヘルパー2級研修同行訪問。いいヘルパーさんに同行させていただいた。それにしても知的障害児の支援って、高齢者の介護ヘルパーでさえも全くイメージできないようだ。福祉関係者でさえこうなのだから、世間一般の理解度はどれほど低いのだろうか。 終了後、…

[障害者支援]新単価案読み終わり。

上にリンクした障害者自立支援法の新単価案を読み終える。 通所のほうはあまりに複雑で、一読しても自分にはどんな状況なのかわからない。地域活動支援センターに移行しない多くの知的障害者授産施設は「生活介護」と「就労継続(非雇用型)」の組合せだろう…

[ニュース][社会福祉]社会福祉士の未来

世間の人々の多くは全く興味のない話題かもしれないけれど、福祉新聞2月20日号より。 社会福祉士 資格制度見直し 任用・活用策を検討へ 厚労省、関係団体と意見交換始める 厚生労働省は社会福祉士制度の見直しに向け、1月末から関係団体との意見交換を始めた…

[日誌]

ガイドヘルプやこまごまとした事務など。 福祉新聞の社会福祉士についての記事など、言及したいことがいくつかあるが、今夜はいまひとつモチベーションが高まらない。読書して寝る。

文字化け

ブログはおろか、グーグルまで表示されなくなり、イライラがピークに。そんなわけで深夜の復旧作業。フォントキャッシュとやらを削除したら、あっさり直った。これでよく眠れる。

[社会福祉]多数派を目指す空しさ

福祉先進地、鷹巣町の出来事(色平哲郎) http://www.yorozubp.com/0602/060220.htm 地域福祉を勉強する者なら、鷹巣の実践は有名だった。 まさに住民の声を聞き、住民を主役として、地域福祉を実現しようと尽力した。その鷹巣の落日を関係者(特に地域福祉…

[障害者支援]極端に運営本位の話をしてみる

支援費制度がはじまる前に全国ネットが出していた全国の事業者紹介本を手にとってみる。それぞれに会費や登録料や利用料の価格設定をしてサービスを提供していた時代の貴重なデータだ。都道府県等の補助を受けつつ高い利用料金をとりながら職員数名を雇い、…

[日誌]就学前

アメニティフォーラムの真っ最中に連絡のあった家庭に訪問。まだ就学前。サービス利用につながるかどうかは、行政判断によるところが大きそう。就学前の利用例は過去にないが、話を聞く限り、サービスの利用を望むのは正当と思う。幼い子どもの子育てが大変…

その後

デザインを変えたら、とりあえず自分の日記は読めるようになった。はてなの中でも読めるのと読めないのがあるようだ。ああ、めんどくさい。解決法を探すのに無駄な時間をとられたくない。

文字化け

先ほどからはてなが文字化けして読めない。自分の書いたものも人の書いたものもすべて細長い四角が並んでいるだけ。先日からwikipediaも似た状態。以前こうなったときにあれこれ対応した結果、マイドキュメント以外のすべてのデータを消失したことがあるので…

[日誌]自閉っ子、介護保険

アメニティフォーラムinしが、2日目。 「自閉っ子」であるニキ・リンコさんの話を楽しみにしていたが、予想通り。今日一番のヒットだった。言葉の選び取り方が上手な人で、聞き入ってしまう。自閉症についてはある程度まで理解している参加者が多いはずだが…

[障害者支援]負担、合意、新単価

アメニティフォーラム初日。 この時期に厚生労働省の人間がこれだけ出てきているというのは驚異的なことだと思うのだが、全国ネット主催のイベントらしく、厳しい攻撃はあまり見られず、パネリストの多くは大枠として自立支援法を受け入れつつ、あくまで穏や…

[日誌]雑感

朝から通学の付き添い1件。その後、ケース会議。難ケースというか「全く困ったもんだ」という感じのケースばかりなのだが、関係者はみんな温かく、いい意味で「やれやれ、しょうがねえなあ(笑)」という雰囲気で前向きに仕事をしようとしている。安易なボラ…

[日誌]

ガイドヘルプが雨天中止。先月から雨に泣かされている。 夜の学生ミーティングでスタッフのリクルーティングについて思いのたけをぶちまける。学生の心に響いたかどうかは不明。参考資料など渡しても、読む気もなさそうだし。役割分担を決してしようとせず「…

[障害者支援]行動障害関連項目

行動援護・重度障害者包括支援の判定項目で出てくる「行動障害関連項目(11項目)」とは? http://homepage2.nifty.com/totutotu/koudoumsyougaikannrenn.htm 結論は、 いまのところはっきりわかりません 途中段階の情報に振り回されるのにもう疲れた。 (2月2…

[社会福祉]4件に1人ボランティア

同じく福祉新聞2月13日号より。 ボランティア 25年で5倍増 全社協、04年年報 779万4千人、総人口の6% 全国社会福祉協議会・全国ボランティア活動振興センターがこのほどまとめた「2004年ボランティア活動年報」で、全国の社協で把握されているボランティア…

[社会福祉]市場による評価しかないのだろうか

福祉新聞2月13日号より。 ホームヘルパー 介護予防の支え手に 全国協議会に500人集う 全国ホームヘルプサービス研究協議会(全国社会福祉協議会主催)が1月30日・31日両日、千葉県浦安市で開かれ、約500人が参加した。 (中略) 古都賢一・厚生労働省老健局…

[障害者支援]自己負担の不思議

とりたてて書く必要もないことだけれど、1割の応益負担が問題となっている障害者自立支援法。現在、移動介護を使っている児童の家庭の中には5割以上の負担をしているところがある。そうした家庭は1割負担になり、かつ市町村事業となる移動支援は単価も下がる…

[読書]

他者とは誰のことか―自己組織システムの倫理学作者: 大庭健出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1989/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (8件) を見る ようやく半分ぐらい。読んでいると、宮台真司氏の「規範の三層構造論」…