泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 研修講師。110分。頑張ったつもりではあるが、手ごたえはなかった。
 高い自由度が与えられていたので、おそらく自分以外は扱おうとしない主題とアプローチで話した。ただ、そのような話が聴衆に好まれるのかどうかはまた別の話。あまり現場の人向けの中身ではなかったかもしれない。だとしたら、誰向けの内容になってしまっているのだろう。
 気合いを入れて準備をすると「うんと噛み砕いた学会発表」「日常語で書いた論文」みたいな構成になってしまう気もする。「伝えたいこと」を正しく伝えるために厳密な進行を考えるのだが、そんなことより「もっと面白い話を」というのが期待されているのは感じる。ユーモアのかけらもない自分の話は、だいたいいつも最初から最後まで笑いどころなど一つもないままに終わる。
 年度内に外部から頼まれていた大きな仕事はこれで終わり。あとは自法人の現況にひたすら向き合うのみか。この数日の準備もしんどかったが、自法人の抱える課題はもっとしんどいという現実。