泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

夏休み

 更新がいつにも増して滞っているのは、子どもたちが夏休みに入ってから支援の運動量が多すぎて、もう夜遅くに文章を書く余力が残っていないからである。法人運営にかかる大事な作業もひどく遅れていて、焦るばかり。
 たぶん夏休みに入ってからこれまでに合計150キロぐらいは歩いていると思われる。これに歩数計では数値化できないプールでの支援(通算14回)が加わる。屋外プール3日連続とか、なかなか悲惨だった。今週末には4日連続プールも待っている。
 「みんなプールが好き」というのは確かにあるけれど、多くの知的障害児や自閉症児は「楽しめるものが少ない」ということでもあり(プールでさえも、例えば「スライダー」みたいなものを楽しめる子は少ない)、全国的にもなかなか深刻な課題ではないかと思う。
 おそらく放課後等デイサービスなどはどこも大繁盛しているのだろうが、いったい何をして過ごしているのだろうか。自法人で子どもの預かりをやっている事業所は、庭でビニールプールに入りまくっている(たぶん来夏には移転して、この過ごし方もできなくなる…)。学生のボランティアスタッフが企画運営する「サマースクール」のプログラムは工作とか調理とかいろいろ盛りだくさんだが、膨大な準備と贅沢なスタッフ配置と恵まれた場所が必要で一般的な福祉サービス事業所にできることではない。
 今日、いっしょに出かけた彼は外遊び大好きであるはずなのに、妙に色白だった。自分の黒さばかり目立つ。