泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

取材という名の広告依頼

 電話がかかってくる。月刊の経済誌だと言う。
 介護・福祉事業所の特集を組みたいのだと。
 某芸能人をインタビュアーとして連れて行くので、明日の昼ごろに30分ぐらい話聞かせてくれないかと。
 もう「明日」とか言ってくる時点でいろいろまともじゃない気はするのだけれど、まあ明日はもともと休みの予定だったから時間がとれなくもないし、自分たちのやっていることが媒体に掲載されるならばよいことかなとも思い、了承すると、ここからの展開が斬新であった。
 A4版4分の1サイズに対談形式で載せるので、そのかわり7万円払ってくれ、と。
 取材する側が、取材される側に、掲載費用を要求。
 いったいどういうモチベーションで雑誌を作っているのだろうと思いつつ、丁重にお断りした。ネットで検索かけたら、同じような営業をかけられた人を複数発見。
 もし取材を受けていたら他事業所でのインタビュー後に車とばしてくると話していたが、7万払っても、という事業所が福祉分野でもあるのだ。世界は広い。