泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 支援者が集められる。地域福祉活動計画の中で「障害者のためにできることを考えたい」と社会福祉協議会が言う。
 社会福祉協議会が何をやっているのかをよく知らないから、みんないろいろ聞く。社会福祉協議会の機能や事業内容を踏まえれば「住民主体の地域福祉推進」と「在宅福祉サービス」ということになるのだろうが、説明を聞いていても社協職員自身はそのような区別を意識しながら事業をやっているように見えない。ただたくさんの事業がそこにあるだけである。
 福祉サービスとしてあえて社会福祉協議会に頼らなければならないことはみんな思いつかない。では「地域住民」に何を期待するのか、あるいは「地域住民」としての障害者が進める地域福祉とは何か。やはり盛り上がらない。
 制度化された「福祉サービス」にはとどまらないものが地域の中で社協の手を借りて(あるいは社協自らが手掛けて)生まれてくるのは、高齢者分野でよくある。子育て支援などでもある。ところが、障害者分野はみんなこれと言って思いつかない。
 全く自然なことと思う反面で、障害者にとっての「地域」とはいかなる機能を指すものであるのか、改めてよくわからなくなった。もっと考えたいが、睡魔が来た。課題にして、もう寝る。