泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

抜け出せない

 考え方を変えてみれば、という助言をよく受けるけれど、それで考え方を変えられた試しがない。さんざん多角的に考え抜いた末にどうしようもなく悩んでいるのだし、考え方を変えることで能力がいかようにも変えられるならば、人の可能性は無限大だ。しかし、自分の力で乗り越えられないものはある。人の力を借りても乗り越えられないものもある。自分の行動が変わったって、世界がまるで変わらないこともある。
 支援を生業としているが、この点では支援者も当事者も同じではなかろうか。