泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

二重行政?

大阪市:市立特別支援学校9校 府に移管方針…橋下氏
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111211k0000e010101000c.html

 19日に大阪市長に就任する橋下徹氏が、障害のある児童・生徒が通う市立特別支援学校計9校について、大阪府へ移管する方針を市関係者に伝えたことが分かった。府内の児童・生徒数は増加傾向にある一方、市内でほとんど整備が進まず、学校数の不足が指摘されてきた。橋下氏は一体運営で、府と市の「二重行政」を解消できると判断したとみられる。
(中略)
 府は市立校の新設や改修に補助金を出す形で支援してきたが、財政状況の悪化を理由に、91年を最後に補助金の支給を凍結。市の財政事情も悪化し、市立校の整備は83年を最後に止まっている。
(中略)
 橋下氏は知事時代、13年度までに市外に4校の整備を始める方針を打ち出し、平松邦夫市長も昨年、約30年ぶりに新設校の整備を決めたが、橋下氏は一体運用で対応すべきだと判断したとみられる。これまで、支援学校について「府全体に関わる問題。(府がやる場合は)市が設置に関して受けている交付税は府に積んでもらう」との考えを示している。

 この影響がどんなところに出るのかわからないので、良し悪しの評価はできないけれど、ここでいう「二重行政」の意味はよくわからない。どこが「重なって」いるのだろうか。