泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 いちおう自分は対人援助職のはしくれである。
 人から相談を受けたときの基本的な応じ方というのがどんなものであるべきか、ある程度は知っているつもりだ。
 では、自分が人に相談するときはどうか。
 今日は法人で働いてもらっている心理士から、長らく精神的不調が続く自分にたくさんの傾聴と助言を受けた。ただ、受け答えの多くがどうしても想定内のものになる。自分が聴く立場であったならば、このように聴いて応じるだろうという範囲をほとんど出ない。
 相手がプロであればあるほど、そこに「技術」を感じてしまう。聴こうとしてもらえているということには救いがあるが、どこかに空しさも残る。
 「友だち」は大事だ。