泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

教務課よ。そのハガキはいつ届くのだ。

 ひどく忙しい。どう考えても1週間が7日では無理だ。毎日15時間ぐらい働ければなんとかなるかもしれないが、今の自分にそこまでの体力はない。
 週1日の大学の非常勤が恨めしい。時間がもったいない。どうやら今年度限りなので、あと少しの辛抱ではある。そもそも休職となった師匠の代打であったのだし、非常勤講師がゼミと卒論を担当しているのはあまりいい状況とは思えないので、良いことと思う。経済的にはけっこう痛いけれど。
 ちなみに「どうやら今年度限り」ということは、大学のホームページで教員の募集が出ていたからわかった。この大学、とにかく何かにつけて、自分に対する説明が全くない。最近は、勉強しない学生よりも、むしろ教職員のほうに苛立つ。
 後期のゼミについてのひどい話は以前にも書いたけれど、これには後日談が加わっている。国家試験対策に伴うゼミ再編で自分のゼミが無くなったことを知った翌週、大学職員がなぜか後期のゼミ生名簿を持ってきた。前期のゼミ生とほぼ同じ名前が並んでいるが、いったいどういうことか。その職員に聞いても「わからない」「○○教授に聞いてください」を繰り返すのみ。
 その教授に事情を聞きにいくと「再編ゼミの一覧を作る際に、□□先生がlessor先生のことを忘れていた」「lessor先生のゼミ学生は卒論の出来がひどそうなので、国試対策を希望しない学生はそのままlessorゼミに残ってもらったほうがいいと思った」。
 そんなわけで、他ゼミのすべての学生が希望のゼミを選択していく中で、なぜかわがゼミ生のみ選択権を奪われ、国家試験を受けない者は強制的に全員残留。一度は希望ゼミを聞いているため、当然ブーイングも出る。ゼミ生は「lessorゼミで構わないけれど、自分たちはこの学科の中で厄介者なのか」「同じ学費を払っているのに」など、全くもっともな不満を連発。そして、自分も何の相談もない勝手な決定の連発に激怒。教授には謝っていただいたが、なんともすっきりしない。
 そして、今日。来週月曜のゼミについて、学生から「休講じゃないの?」とメールが届く。数日前にも同じことを聞かれており、学年暦を確認して「講義はある」と返答していた。しかし、今度は「その日は、全学が立ち入り禁止のはず」と具体的に言ってきた。今度はリアリティがある。
 17時30分に教務課に電話。「そーなんですよー。すいません、伝えられてなくて。これから先生たちにハガキを出そうと思ってました」。
 週明けの月曜に大学全体が休講であるということが、4日前の時点で教員(非常勤講師)に伝えられず、こちらから問い合わせをして「これからハガキで伝えようと思っている」って、いったい何を考えているのだろうか。念のため書いておくが、年度のはじめにもらったカレンダーでは完全に授業日である。今週月曜にも出勤しているが、メールボックスなどにも通知は入ってなかったし、誰からも全く連絡なし。
 少し前には、介護系の学生向けに講義を頼まれたが、口頭で依頼された日は入試の日と重なったらしく、届けられた依頼文では無断でさらっと日にちが変えられていたなんてこともあり、もうナメられているとしか思えない。
 これは学生があまりにも勉強しないために教職員の気持ちも緩みきってしまったということなのだろうか。それとも、自分が非常勤講師だから、こんな扱いなのだろうか。いずれにしても、みんな社会人失格。そんな教職員が勉強しない学生やルールを守らない学生を叱る。