泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

昨日今日

 不調。しかし、1年で8月の次に忙しい3月到来。今日から養護学校は数日にわたって短縮授業。少しして、また短縮。高等部の卒業式は来週。
 昨日は、朝から研修。力のある児童精神科医の力を見せつけられてきた。直接は関わっていない子どもについて、限られた情報からでも的確なコメント。そして、こういう人と強く連携しながらやれている「療育」というのは恵まれている。特別な条件がそろわなければなかなかできない。
 午後から、福祉有償運送の協議会。行政に申請書類を出して、はや8ヶ月あまり。ようやく協議会を開いてもらうことができ、どうやら認めてもらえそう。「子どもが複数乗ってそれぞれに料金払ったら、タクシー並みの収入になるんじゃないか」みたいな話が出たときはどうなるかと思った。それを言ったらまあそうなのだけれど、車1台で学校から事業所までの1日1回運行しかしないわけだから、そのぐらいは入ってこないとやっていけない。自動車保険代もすごいし、購入した中古車だって、あと何年もつのやら。
 帰ってきて、ガイドヘルプの利用状況を手っ取り早くまとめるためのデータ集計表づくり大詰め。参考書片手にエクセル関数をたくさん勉強。うまく使ったら、ずいぶん事務の時間を節約できることを知る。
 今日は、朝から圏域自立支援協議会。さほど盛り上がらず。資源の偏りのひどさを再確認。生活介護のニーズが高いのに、なぜか就労継続A・Bの新規事業所が続出。全く増えない居宅系事業所。一方、ここ数年で都市計画、消防などの法律が急に厳しくなり、通所先はもちろん「家」であるはずのケアホーム、グループホームすら、建てたい地域にほとんど建てられない(物件が見つかっても転用できない)という全く意味のわからない状態になっていることを改めて知る。地元で新設の保育所を作るときでさえも要件をクリアするのにかなり大変だったと自治体の課長が言っていたから、民間でとなれば、もっと大変だろう。省庁の縦割りから本来の意図とは違う逆機能が生じているのだとは思うが、規制緩和の結果として福祉資源が増えるのを防ぐための規制強化なんじゃないかと勘ぐりたくもなってしまう。ケアホームに厳しい要件を設けることが「利用者のため」ならば、ひとり暮らしとか家族と暮らしている場合の家屋にもたくさん規制がなければ筋が通らないと思うがどうか。
 昼から子育てひろばの様子を見に行って、ガイド1件。その後、役場の各課をまわって、次年度事業の話。新規事業関係。どのぐらいの人に使ってもらえるのか、未知数。保健師に頼るところが大きい。そして、まだ雇う人間は確定していない。事務所に戻って、人探しの電話やら上限管理依頼やらして、終了。
 明日は朝から相談受けて、昼から行政計画の委員会。雑多だ。