泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

技術・論

技術の哲学 (岩波テキストブックス)

技術の哲学 (岩波テキストブックス)

 昔から知識と技術の関係がよくわからないと思っていて、読んだ。複雑だ。「社会福祉の実践が価値と知識と技術から成るんだ」なんてありふれた説明では、何を考えたことにもならないというのはよくわかった。対人援助の技術について書いているわけではないが、自分の仕事にひきつければ、どれほどたくさんの論点が出てくるのだろう。
 どこかで名前を見たことがある著者だと思ったら、下の本の共編者だった。
心理学の哲学 (心理学基礎論叢書 心理学の根拠への旅)

心理学の哲学 (心理学基礎論叢書 心理学の根拠への旅)

 全部は読めていないけれど、「心理学に興味はあるが真正面から勉強するのはとっつきにくい」と思っている他分野の研究者には面白いんじゃないだろうか。哲学の強みを感じる。