泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

社協ファンドレイジング

<リーマン>東松山社福協議会が社債1億円保有 対応協議へ(毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000037-mai-soci

 埼玉県東松山市の市社会福祉協議会(会長・坂本祐之輔市長)が破綻(はたん)した米証券大手・リーマン・ブラザーズ社債1億円を保有していることが27日分かった。元本保証はされているが、リーマンの破綻で焦げ付く可能性があり、市社協は10月1日の理事会で対応を協議する。
 市社協によると、資産運用のため、07年11月にリーマンの円建て社債(1年満期)1億円分を購入。資金には市から交付された地域福祉基金(3億6900万円)を充て、今年6月に第1回の利息47万円を受け取った。12月19日に残りの利息47万円と元本の1億円を受け取る予定だった。
 市社協は従来、この基金普通預金などで運用していたが、証券会社から「格付けも高く、利率もいい」と勧誘され、購入したという。吉田隆夫事務局長は「少しでも利息を稼いで、事業費を増やしたかった。大企業なので安全だと思っていたが、市民に申し訳ない」と話している。【岸本悠】

 そんな資産運用をする社協があったとは。かの東松山らしい話ではあるが。記憶が確かなら、市長が現職になって、事業型に大きく転換した社協だったはず。
 それにしても、一般読者からすれば、この書き方は完全に社協=行政だろうなあ。「社会福祉法人」なんだけど。別の産経の記事によれば「昨年3月の厚生労働省通知で、社会福祉法人も資産を有価証券に換えて運用することができるように」なっていたらしい。知らなかった。でも「市から交付された地域福祉基金を充て」っていうのは、厚労省通知の想定していたところだったのだろうか。