泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

もちろん5億や10億程度ではない

 過酷な3月下旬。あわただしさが厳しくなると、何かに不満をぶつけやすいので、気をつけなければならない。しかし、養護学校に対して言いたいことは増えるばかり。
 地域の小学校は今日がようやく修了式であるのに関わらず、先週水曜に早々と修了し、教職員会議をじっくりと行うため、今日自分たちが行なった長期休暇中の活動にも手伝いには来られない。すべての教職員がこうした現状に肯定的であるわけでもなく、福祉サイドの動向に詳しい人は「長期休暇をもっと短くすればいいんだ」とか「もっと部活をやればいいんだ」とか言ってくれるのだが、そんな声が学校全体を動かすこともない。
 長期休暇中に活動を手伝いに来る教職員の取りまとめ役を頼んでいる教員から締切を過ぎてもなかなか連絡が来ず、17時半に電話すると、すでに帰宅している。そのあおりをくって需給調整の作業が遅れてしまったことで、こちらの職員は翌日に23時半まで働く。ここのところ、連日同じような時間まで働いている。遠くから車で通勤しているのに、睡眠不足や体調が心配でならない。
 養護学校の次年度予算は養護学校の学区内にある某自治体の予算とほぼ同額だそうである。あまりに悔しいので繰り返すが、ひとつの養護学校の予算額が、その学区内の一地方自治体の予算額と同額なのである。金額を聞いて絶句するしかなかった。うち人件費が95%というが、そこから子どもひとりあたりの予算、とか、教員ひとりあたりの予算、を計算するとただもうイヤになってしまう。今さらながら、この国の金の配分はなんでこんなことになってしまっているのだろうかと。ある程度の専門性の高さは認めるが、これほどまでに障害者福祉との間で経済格差が開くことにどんな説明がつけられるのだろうか。
 よそうと思っているのに、またグチで終わってしまった。今日は学童だった。自閉症児にとっての「お楽しみ会」は、よほど丁寧に準備を整えないと、ちっともお楽しみにならない。明日も学童。今週は学童漬け。