泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 インターネット請求うまくいかない。先月はまあスムーズに進んでいたのである。しかし9月末日、作業中に突然強制終了となったあたりから「システムエラー」「システム管理者に連絡してください」連発。請求ソフトをインストールし直したり、officeをインストールし直したりしたものの、うまくいかない。もういったいどれだけの時間を費やしているだろう。
 パソコンをはじめからセットアップし直したら、きっとうまくいくんじゃないかとは思うのだけれど、なんだかそんなことまでしなきゃいけないぐらいなら、どこかで安くなったXPのパソコンを探して買ったほうが楽なんじゃないかという気がしてきた。vista対応になるまでの間、いま使っているパソコンが壊れることなくいてくれる保証もない。先日も突然画面が真っ暗になったりしているし、請求以外でも酷使しているし、そもそも安物だ。そして何より、これはもともと私物のパソコンだ。
 明日か明後日には決断しよう。それでも、今月はもう間に合わないかもしれない。とりあえず自治体には「来月まとめて請求させてもらうかも」と伝えてある。すっかり弱気だ。
 その他、最近あったこと。
 ひさしぶりの院ゼミはマスター院生の発表。発表そのものは現場経験からのもので興味深く聞ける部分も多いのに、ドクター院生のコメントがみんなまったく的外れでいらいらする。障害者福祉の制度体系や実態が全くわかっていない(障害者福祉に特化したゼミではないので、仕方ない側面もあるが)。ここは本当に社会福祉の大学院なのだろうか。理論的な話には「そんな難しい話で現場にとって意味があるのか」というような反応を示すのに、現場の話を聞いても何が価値ある情報なのか、理解できていない。みんないったい何がしたいのだろうか。そして、教授は海外出張中でまた休み。
 どこかの院生から、「法人のホームページを見た。修士論文の調査用紙配布に協力してほしい」と連絡。夜9時過ぎに連絡してきて、言葉づかいは丁寧だが、あまりに唐突でなれなれしい。調査の趣旨を見ても、なんでうちに頼むのかよくわからない。2度目に電話してきたときに、「で、どんなことをやっているんですか?」と聞いてきたので、どうやらホームページさえもきちんと読み込んでいないと確信した。身近で調査対象者と信頼関係が作れないからと言って、遠方の他府県の見ず知らずの団体に調査用紙をメールで送って、「配ってくれ」なんてありえない。指導教官は何をしているのだろう。
 某所で子育て関係のセミナー。少しばかりの事例報告。元気な人たちにたくさん会うことができた。子育て支援とか子ども支援とか呼ばれる業界は、障害者福祉以上に金がないのに、とても活発で驚く。自分やわが子のためにではなく、これからの世代の親子のために努力しようとする母親たちが、ものすごい実績をあげていたりする。障害児の親の会組織とつい比べてしまうが、やはり自分の生活をなんとか維持しようと必要にせまられてやっているのではない親たちの組織は安定感がある。もちろん苦労はしているだろうが、無理や悲壮感がない。
 そして学童。加配との間でもめている指導員は他の学童に電話して、「こんな無理な要求をされている。おかしいよね? ねっ?」という感じで、同意を求めてすっきりしようとしているようだ(電話先は昨年までいっしょに仕事をしていた指導員なのだから、同意してくれることはわかっている)。すぐにそんなことは「通報」がある。通報されれば、こちらとの信頼関係が壊れることなんてわかりそうなものなのに、確信犯なのか、ただぼんやりしているのか。指導員のまとめ役が、他の指導員と同じレベルで文句を言って盛り上がる。情けない。いつになったら、この人たちは「仕事のプロセス」というものがわかってくれるのだろうか。こっちが繰り返し言っているのは、ただ「課題について議論して実践へとフィードバックするシステムがどこにあるのか」ということだけなのに、そこは華麗にスルー。誰それからこんなこと言われて不愉快とかそんな話ばかり。そろそろ上司である自治体担当者に存在感を示してもらわなければいけないのかもしれない。
 明日は講演会を聞きにいこうと思っていたが、急な利用依頼で行動援護。夜は会議。あさっては長時間・長距離の行動援護。しあさってはガイドヘルプ。パソコンを買うにしても、いつ買いに行ったらよいのか…。