泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

もう9月6日だというのに

 子どもたちの夏休みは終わったものの、今日まで短縮授業。長時間ケアが続いていた。今日は朝から体調を崩し、昼まで休ませてもらった。夏の疲れが出つつあるのかもしれない。
 請求事務や報告書の作成、事業所指定申請などの仕事が同時期に重なっていて、なかなか片付かない。そして、見えてこない10月以降の事業展開。昨日は居宅介護の事業所指定について都道府県の振興局におもむいていたが、担当者から同情された。「lessorさんのとこは、ホームヘルプよりも、移動支援のほうが大きいものなあ」「こんなところに来ている場合じゃないよなあ」。全くその通り。
 地元自治体に他法人の偉い人といっしょに文書を提出する予定だったのが、「目の前の仕事をこなすのが精一杯」らしく、報酬単価の提案レポートだけ自分が一足先に出す羽目になった。「少しでも自治体に本気になってもらうために他地域の報酬単価情報を集めるので待ってほしい」「この4月に異動となった前の福祉課長のところにも相談に行こう」などと言ってもらえていたのに、結局この2週間ほどの間に全く動いてもらえなかった。彼ほどの立場になれば極めて多忙なことは重々承知しているし、おわびもされたので責めたくないが、もはや自分個人がいくら動いても状況は大して変わらないことがわかっているからこそ連携をお願いしてきたわけで、非常に悲しい。自治体担当者も「2人で来るんじゃなかったのか」とこちらに連絡をよこし、残された時間の無さに焦っている。視覚障害ガイドヘルパー事業所からは行政協議会に対して具体的な報酬単価の申し入れがあったらしい。もう本当に大詰めである。
 明後日に地元の親の会で10月からの事業の説明をさせてもらう予定だったが、こんな状況なので延期になった。他地域の親の会からも今月20日過ぎに話を頼まれているが、その頃になっても何も決まっていなかったら、どうしようか。いくらなんでもありえないとは思うが。
 話は変わるけれど、どうやら来月あたり行政のNPO政策関係者らを相手に、うちの法人のことなどについて話さなければならない様子。昨日あたりからあれこれと考えているが、福祉行政や厚生労働行政に対して物申すのとは違うので、いまひとつよくわからない。それぞれのNPOによる現実の政治や運動は各専門領域ごとの歴史や条件を重く背負いながら進められるほかないのだが、世の中には「NPO」と「社会」の関係を一般化して語りたがる人がたくさんいるし、自分もかつてはそうだったのだ。何をどう話すべきか。