泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

[日誌]

 ヘルパー研修実技スクーリング最終日。グループ討議の司会をしろと言われたので、勝手にKJ法を始めて楽しんでみる。事例をもとに個別援助計画を立てろということなのだが、介護保険ではあれはできないとかこれはできないとか、ひどいもんだ。ヘルパーは研修段階から自分のやっていい仕事とやっていけない仕事を区別するようになり、その無根拠さに怒ることもない。今や日本型ケアマネジメントはすっかり常識として現場に定着してしまった。いかなる事情や政治的背景があろうとも、これが高齢者福祉の「専門性」の行き着いた先である。障害分野はあと何年でこの仕組みに組み込まれるのだろう。そして、組み込まれたときにどんな手が打てるだろうか。
 実習先は療養型病床群に決定。これで月末まではしばらくヘルパー研修から解放される。