泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

 夜に学生スタッフが集まって、地元の祭りに出店するゲームづくりをしているので、手伝いにいく。行ってみると、まだ活動に参加したことのない新人スタッフ2名が部屋の隅でぽつんと作業をしている。まわりは仲間うちで盛り上がっているが、新人には誰も話しかけようとしない。気になって自分が声をかけにいくが、状況変わらず。
 ここで書いても仕方がないので、今日来られなかった学生代表には直接伝えるけれども、ボランティアコーディネーションやボランティアマネジメントにおいて、あらゆる活動はそれ自体が目的であると同時に、動機づけのための手段でもあるのですよ。ゲームづくりなんて、誰がどうやったっていいわけで、なんだったら職員が全部作ったっていいのです。自分たちでやっていこうと乗り気になって、夜遅くまでたくさん集まっているのはとってもうれしく思うけれど、組織を維持発展させていくことの大切さを少しでも考えているのならば、そろそろ意識的に活動の多義性とその中での個人の役割を自覚してもらわないと困ります。まったく。
 …などと、みんなを集めて小一時間訴えたいのだが、そんなことをやってしまっては確実に失敗するので、システムの組み換えから組織規範を浸透させていく方法を学生代表と検討しようと心に誓って、今日は寝る。