泣きやむまで 泣くといい

知的障害児と家族の支援からはじまり、気がついたら発達障害、不登校、子どもの貧困などいろいろと。関西某所で悩みの尽きない零細NPO代表の日々。

ニュースJAPAN

 「障害者介護」特集。第一回。
 内容は1割負担の話ばかりで、自分としては大いに不満なのだけれど、限られた時間では仕方ないとあきらめよう。しかし10分ぐらい特集の間に、気になる点が2点。
 まず、自立支援法の意図についての厚生労働大臣発言「障害者の皆さんも助け合ってやっていただきたい」の意味することがよくわからない。その後の「払える人は払い、払えない人は仕方ない」というような発言と結び付けても、やはりよくわからない。大臣が悪いのか、製作者のまとめ方が悪いのか。
 また、身体障害当事者による発言「社会の中で障害を持っていながらできる役割がある」をさかんにクローズアップすること(その部分のVTRを特集中で2回も使っていた)は、障害をもつ人々を結局のところ能力主義の土俵にあげてしまうことになりはしないか。あがりたい人はあがればいいとしても、皆があがることを期待されるとしたらどうか。
 まだ明日以降も続くらしい。知的障害分野もとりあげられるのだろうか。とりあげてください、フジテレビさん。